HHKB が手放せなくなった 3 つの理由
カーソル操作,打ち心地,コンパクトさがヤミツキになりました。
HHKB Professional BT を買うことにした理由
私は本記事投稿時 (2020/09) 化学系の大学院に通っており,修士論文を LaTeX で書こうとしていました。LaTeX での執筆は Word と比べてマウス操作が減りその代わりキーボード操作が増えるため,カーソル操作 (↑↓←→) の頻度が高くなります。
ホームポジションからできる限り手を動かさずにカーソル操作ができるキーボードが欲しいと思い,Amazon タイムセール中だった HHKB を特別定額給付金で買いました。
買って良かった点
1. カーソル操作が楽
HHKB の US 配列モデルでは,上図のように右手前にある Fn キーを押しながらカーソル操作を行います。一見,2 個もキーを押さなければいけないので面倒そうに思えますね。しかし,Fn キーに右手小指を置くと自然とカーソル操作ができる位置に右手人差し指と中指が来るため,キーボードを見なくても容易にカーソル操作を行うことができます。
2. 打ち心地が良い
安いキーボードに採用されているメンブレン式では,キーを押すときに時々クニュッといった感触があり,本当にキーが押されているかどうか入力されているかどうか怪しくなることがあります。しかし,HHKB に採用されている静電容量無接点方式やゲーミングキーボードに多いメカニカル式のキーボードでは,どの位置のキーを押しても確実に同じ感触や押したという感覚が得られ,メンブレン式と比べて打っているときの安定感がとても大きいです。個人的には静電容量無接点方式の方が打ち心地も打鍵音も好きですが,人によってはメカニカル式の方が良い,〇〇軸の方が良いといった感想を持つだろうなと思いました。キーの打鍵音や打ち心地は実際に触ってみないとわからない部分ですので,気になった方は是非大きな家電量販店に行って確かめてみてください。打鍵音だけでも確かめたいという方は YouTube に HHKB の打鍵音を収録した動画がたくさんあるので是非聞いてみてください。
3. コンパクトさ
小さくて持ち運びやすいというのもメリットですが,机上の占有面積が小さいというのが個人的には大きなメリットでした。
当たり前ですが,疲れにくい姿勢とはモニターの真正面に身体を置くことです。テンキーが付いたキーボードでは,マウスの可動範囲を確保するとモニターに対して左寄りにキーボードを置かなければなりません。よって,両腕を左に寄せながらキーボード操作を行うことになり,無理な姿勢を強いられ疲れてしまいます。一方 HHKB のようなコンパクトキーボードでは,テンキーがない分マウスの可動範囲をしっかり確保しながら両腕をモニターの真ん中に置くことができます。このことにより,無理な姿勢を強いられることなく長時間の作業を楽々こなせるようになります。
買って気になった点
Bluetooth モデルだけなのか,それとも私の環境だけなのかわかりませんが,ほんの少しだけキー入力にラグがあるように思いました。普段の作業なら何も問題ないレベルですが,HKKB でゲームをプレイするとなると少し気になる人が出てくるかもしれないといったところです。
HHKB はキー配列が独特です。特に Ctrl キー,BackSpace キーは一般的なキーボードと少し異なる位置にあるため慣れが必要です。ただ,HHKB の裏面にあるスイッチを使えばキー配列を変えることができ,上位モデルは専用のソフトウェアでキー配列をカスタマイズすることもできるので,乗り換え時のハードルは低くなっているといえます。
HHKB を使い始めたら手放せなくなりました
カーソル操作がしやすく,打ち心地が良く,コンパクトであるこのキーボードは私にとってマストアイテムとなりました。高級キーボードと称されるほど諭吉 2–4 体召喚する必要があるのが辛いところですが,HHKB の良さを知って欲しくなっているのであれば買って使って元をとることが十分できると思います。詳しい仕様,より細かなレビューに関しては Google 検索でたくさん出てくると思いますので,そちらを参考にしてください。